LEONHARD EULER
レオンハルド・オイラー (1707〜1783)
オイラーは1707年4月15日にスイスのバーゼルで生まれました。父親は牧師でしたが、すぐれた数学者で、ヤコブ・ベルヌーイ(有名な数学者の1人です)の弟子でした。しかし、父親は、オイラーには自分の後を継がせて村の牧師になることを望んでいました。ところが、父親はオイラーにうっかり数学の手ほどきをしました。この誤りがオイラーを当時の最大の数学者にする原因となりました。おとなしく父親の意見に従って、13歳の若さでバーゼル大学に入学し、神学とヘブライ語を勉強しました。また、数学でも、ヨハネス・ベルヌーイ教授の注意をひくほどに実力を発揮しましたので、週に1度個人的に教えをうけることになりました。 修士の学位をとるまでは(17歳)数学など好きな勉強をいろいろとやってきましたが、このとき父親はオイラーに数学をやめて神学に全力をつくすように忠告しました。しかし、ベルヌーイ家の人びとが、近い将来オイラーは大数学者になる運命にあることを説いて、父親をついにあきらめさせました。 数学の道を選んだオイラーは、近世の解析学の建設に大きな貢献をし、多大な業績を残しました。中学生のみなさんの知っているπはオイラーがはじめて用いたのです。「3.141592・・・・この数字のかわりに、簡単にπと書くことにする。従ってπは、半径1の180°の弧の長さになる」と述べています。また、 (面の数)+(頂点の数)−(辺の数)=2 という多面体公式もオイラーの発見したものです。6面体は頂点が8、辺は12ですから、 6+8−12=2 が成り立ちます。 (日本評論社「100人の数学者」より) |